ランダム・アクト・オブ・カインドネス!
こんにちは〜。
連続投稿!!!
ニュージーランドでは明後日、9月1日を国民的"Random Act of Kindness"DAY(行き当たりバッタリだけど優しい行動の日)としてお祝いします!
New Zealand Heraldによると、「人に良いことをしよう!」という日を設定しているのは、ニュージーランドが世界唯一の国だそう!
きっかけは、ビジネスマネージャーのジョッシュ・デジョンさんでした。
渋滞中、運転手同士の意地悪な行為を見て、”無意味”だと感じたジョッシュさんの提案を受け、RAK dayが発足しました。それから12年間、国民のための、良いことをする日として設定されたそうです。
オーガナイザーのミーガン・シングルトンさんは新聞記事で、こんなアドバイスをしています。
「シンプルなことをするだけでいいの。例えば、近所の消防団や救急隊にピザを差し入れしてあげたり。」
それは個人的に結構勇気いるけど・・・笑
過去のRAKdayにこんなことをしてもらったという報告があります。
- コーヒーを知らない人に買ってあげた
- 知らない人の駐車料金を払ってあげた
- ご近所さんにビックリボックスを届けた
- 景品としてクルーズや航空券をプレゼントした(企業)
最後のは結構企業の商戦としても役立っているみたいですね!
そんな中、C3教会は何年もの間子供達のために無料のパーティーを開いているそうです。
今年もたくさんの小中学生を招待して、音楽や食べ物を提供したり、ゲームで遊んだりします。マヌカウ・シティでは、親が刑務所にいる子供達のためのパーティーも開かれます。
知っている人にでも知らない人にでも優しく接するのが上手なキウィらしい国民の日ですね。
ちなみに祝日ではありません。母の日みたいな感じです。
日本でもこう言った発想の国民の日があればいいのにな〜と思います。
宗教的根本の違いのせいだと思いますが、
「許し」の心を広く持っている人が多い気がします。
ちょっと道で方がぶつかってしまったら、
日本ではちょっとしたケンカになりかねませんが、、
こちらでは「大丈夫?ごめんね」「ううん、大丈夫、こっちこそごめんね」
という言葉はいつも笑顔と共に交わされています・
人口密度のせいもあるのかもしれません。
こちらでは1k㎡に16.5人(2012年統計)しかいないのに対し、
日本では343人(2005年統計)もいます。
アメリカの人類学者、エドワード・ホールは、人間が何センチ以内に接近した場合に不快と感じるかと示したパーソナルゾーン標識を設定しました。それによると、公共の場であれば350センチ以上を保つ事が個人的なテリトリーを損害しない最低域だそうです。
電車の中や、教室、オフィス、、どこにいっても人が溢れている日本では、
心に余裕を持つということは心理学的に難しいのでしょうか・・・。
なんだか話が逸れてしまいましたが、
日本でも9月1日はRAKdayだと思って、何か良いことを試してみませんか?
参考
Blackstock. R, (28 August 2016). RAK up an act of kindness and make somene feel special. New Zealand Herald on Sunday. p.11.(online) http://m.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=11700758